
手軽に導入できるAPMツールScouter
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2021年9月1日
概要
こんにちは。
ビリングチームのOです。
今回はアプリケーションのパフォーマンス状況をリアルタイムで監視したい場合等に、
手軽に導入できるScouterについて紹介いたします。
下図のようにTomcatのXLogをMacにインストールしたScouter Clientから監視できるようになるまでを書いていきます。
本記事の動作環境
- OS : macOS 10.15.7
- JDK : AdoptOpenJDK 1.8.0_242
- Scouter : v2.12.0.1.SNAPSHOT
- Spring bootプロジェクトのdirectory : /usr/local/demo
- Scouter install directory : /usr/local/scouter
事前準備
- JDK1.8のinstall
- Spring Bootプロジェクトの作成
クイックスタートを参考に、「ステップ3:ためしてみる」までの動作を確認
Scouterのinstall
- scouter-all-2.12.0.1.SNAPSHOT.tar.gzをダウンロード、/usr/local/scouterへ展開
- scouter.client.product-macosx.cocoa.x86_64.tar.gをダウンロード、/usr/local/scouterへ展開
Scouter Collectorの起動
cd /usr/local/scouter/server
./startup.sh
Spring bootアプリケーションの起動
cd /usr/local/demo
./mvnw spring-boot:run -Dspring-boot.run.jvmArguments="-javaagent: /usr/local/scouter/agent.java/scouter.agent.jar -Dscouter.config= /usr/local/scouter/agent.java/conf/scouter.conf"
Scouter Clientの起動
今までの手順によりCollectorにTomcatのXLogが送信されるようになりました。
Scouter Clientを起動して、XLogを確認します。
1. MacのFinderから“/usr/local/scouter/scouter.client.app”を開きます
2. 初期設定のまま、下記の内容を入力し、OKを押下します。
- ID : admin
- Password : admin
3. クライアントログイン後、
Collector > Management > Account > Edit Account
より新しくパスワードを設定します
4. Webブラウザでhttp://localhost:8080/helloに複数回接続します。
5. グラフ上に表示されたXLogをカーソルでドラッグします。
7. リストから確認したいXLogを選択すると、詳細を確認することができます。
最後に
Scouterを利用することで、メモリ、CPU使用率、アプリケーションの負荷等をリアルタイムで監視することができるようになります。
サービスの安定稼働には、定期的なモニタリングは欠かせないと思いますので、
ぜひ試してみてください。
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