~第1回 Cocone Engineering #Korea AI ハッカソン~
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2025年12月11日
AIエージェントとVibe Codingで開発はどう変わる?
韓国拠点で「CE AI Hackathon」を開催しました!

こんにちは、AI EvangelistのCです。
Cocone Engineering(以下、CE)では、エンジニアの技術力向上と新しい価値創造を目的として、定期的にハッカソンを開催しています。
今回は、2025年10月22日に韓国拠点(ソウル・釜山)のエンジニアを対象に開催された「AI Hackathon」の様子をレポートします!
📌 TL;DR(この記事の要約)
- 韓国拠点で「実用性×技術的挑戦」をテーマにAIハッカソンを開催
- トレンドは「Vibe Coding(自然言語での直感的コーディング)」と「AIエージェントへのタスク委任」
- Vibe Codingで管理画面を一気通貫で実装したチームが優勝
- MCP (Model Context Protocol) を活用した高度なデバッグ支援ツールも登場
イベント概要
今回のテーマは「AI活用の無限の可能性を探る〜業務効率化から創造的な問題解決まで〜」。
単なるAIツールの試用にとどまらず、実際の業務フローに組み込める「実用性」と、エンジニアならではの「技術的挑戦」が融合した熱い1日となりました。
- 開催日: 2025年10月22日(水)
- 形式: オンライン (Google Meet) + オフライン(ソウル・釜山拠点)
- 審査観点:
- 実用性(業務への適用可能性)
- 技術性(完成度、品質)
- AI活用度(AIツール活用の効果性)
- 創造性(アイデアの独創性)
注目トレンド:「Vibe Coding」と「AIエージェントとの協働」
今回のハッカソンで特に目立った技術トレンドは、以下の2点でした。
- Vibe Codingの実践: 自然言語を用いて、AIと対話しながら直感的にコーディングを進める手法。
- AIエージェントへのタスク委任: 単なるコード補完ではなく、複雑なタスク(エラー分析やデザインからの実装など)を自律的なエージェントに任せるアプローチ。
多くのチームが、Figmaのデザインからコードを生成したり、複雑なエラー解析をAIに行わせたりと、開発プロセスの根本的な変革に挑戦していました。
ここからは、見事受賞に輝いた3つのチームのプロダクトをご紹介します。
🏆 受賞作品紹介
🥉 チーム NOVA:『Contry (Context + Sentry)』
〜MCPを活用した「文脈理解」による爆速デバッグ〜

Context生成の自動化フロー

AIによるエラー分析の自動化ワークフロー

エラー原因の分析は、エンジニアにとって最も時間を要する作業の一つです。このチームはMCP (Model Context Protocol) を活用し、AIに「プロジェクトの文脈」を理解させることで解決を図りました。
【Tech Stack】
MCP (Model Context Protocol), Google Sheets API, Slack API
【課題】
エラーの原因特定に時間がかかり、プロジェクト固有の文脈情報(Context)が不足しているとAIの精度が落ちる。
【解決策】
エラー発生時、MCPを通じて関連コードやドキュメント、依存関係を自動収集。AIがそれらを総合的に分析し、原因と解決策をSlackに即時通知&Google Sheetsに履歴保存。
【成果】
デバッグ時間の大幅な短縮に加え、エラーパターンの蓄積による事前予防も可能にしました。
🥈 チーム Service Platform Div.:『VibeClock』
〜「AIの待ち時間」をゼロにする。人間とAIの非同期な協働〜


AIエージェントに複雑なタスクを依頼した際、「いつ終わるかわからないから画面を見守ってしまう」という経験はありませんか?このチームは、そんな「AI待ちの無駄時間」に着目しました。
【Tech Stack】
Slack API, Claude Sonnet 4.5, Mobile/Watch Notifications
【課題】
エージェントの作業完了タイミングを逃したり、待機時間が無駄になったりする。
【解決策】
AIエージェントの作業完了を検知し、Slackやモバイル、スマートウォッチに通知を送るシステムを開発。
【成果】
エンジニアは通知が来るまで別の生産的な活動(またはリフレッシュ)が可能に。人間とAIがそれぞれの時間を有効に使う「新しい協働の形」を提示しました。
🥇 チーム P4:『Thanks Point Manager』
〜Vibe Codingでデザインから実装までを一気通貫〜

社内で運用されている感謝の気持ちをポイントで贈り合う制度「Thanks Point」。その運用・管理サイトをVibe Codingを駆使して開発したのがこのチームです。
【Tech Stack】
Claude Code, Figma, Node.js, Express.js, MongoDB, Vue.js
【課題】
人事担当者によるポイント管理の工数削減と、社内での利用文化の定着。
【解決策】
Figmaで作成したデザインを基に、Claude Codeなどを活用してデザイン・バックエンド・フロントエンドを一括実装。
【成果】
AIを活用することで、説得力のあるUI/UXを持つ管理システムを短時間で構築。「Vibe Coding」の実践的な成功事例となりました。
ほかにもユニークなアイデアが続々!
受賞チーム以外にも、多様な課題解決のアプローチが見られました。
・Pawfinity: 「ペットロス」という繊細な課題に対し、亡くなったペットの写真やテキストを学習したAI執事が、思い出を通じて感情的なケアを提供するプラットフォーム。
・Sweet Checkers: 多言語サービスにおける「誤字脱字」を既存アイテム名に基づき自動検出し、QAコストを削減。
・Instructions Generator: プロジェクトごとにバラつきがちなAIへの指示(Instructions)を、Claude Codeがプロジェクトを分析して自動生成・最適化。
まとめと今後の展望
今回の「CE AI Hackathon #Korea」では、単にコードを書くだけでなく、「AIといかに協働し、エンジニアリングの本質的な時間を創出するか」という点に多くのエンジニアが向き合いました。
参加したエンジニアからは、「最新のAI技術(Vibe CodingやMCP)を実際の開発フローに組み込む手応えを感じた」「普段の業務とは違う視点で課題解決に取り組めて楽しかった」といったポジティブな感想が多く寄せられました。
特に、AIエージェントとの非同期な協働や、自然言語でのコーディングといった新しいトレンドは、今後のCEの開発スタイルを大きく変える可能性を秘めています。
Cocone Engineeringでは、今後も国境や拠点を越えた技術交流を活発に行い、楽しみながらサービスと開発環境を進化させ続けていきます。