エンジニアと技術編

『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方』

おすすめコメント
全然、目新しいものではないのですが、2011年に初版が発売され、人気の高い参考書となります。
Webアプリの様々脆弱性について図やサンプルソースを用いて説明していて、とてもわかりやすく網羅されているかと思います。
この初版から 7年後(去年2018年6月)、第2版が発売されました。

 

『Game Programming Patterns ソフトウェア開発の問題解決メニュー』

おすすめコメント
一度アプリを作ったことある人が設計で躓いたときや、より良くしたいときなどに役に立つと思います。ただ、ある程度の経験がないと理解が難しい所もあるかも。初級者~中級者向け

 

 

『Python計算機科学新教本』

おすすめコメント
2019年6月に発売されたアルゴリズム本です。
コンピュータサイエンスにおける定番問題だけでなく、機械学習や深層学習で使われるk平均クラスタリング、ニューラルネットワークに関する事も書かれています。
従来のアルゴリズム本は、C++などのサンプルコードが多いのですが、時代にも合わせたのか全問題、Pythonで記述されていますのでPythonの記述方法を学びのにも良いかと思います。ただ、網羅的に書かれているので一つ一つのアルゴリズムに関する説明は多くなく、詳細を知りたい場合は別本購入をおすすめします。網羅的に知りたい方はおすすめです。

 

『データ解析のための統計モデリング入門』

 

おすすめコメント
比較的読みやすく統計モデリング入門にはもってこいな書籍だと思います。
基礎から書いてくれているので単語の意味を知るところから始められます。実際に手を動かすとなるとR言語を使わないといけないのが、ちょっと辛いところですが、それは他の書籍などを読みながらpythonでやると面白いと思います。

 

 

エンジニアとマネジメント編

『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス』

 

おすすめコメント
「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」という本が興味深いです。
全て読んだわけではないのですが、リーダーとなる人も、そうでない人も読んでみて新たな発見がありそうです。 私はマネジメントの立場ではないので、そういった立場の人はどのような振る舞いをすればよいのかを部下の視点から知れるかと感じています。

 

『エンジニアリング組織論への招待』

おすすめコメント
【エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド】を見て思い出しました。
大きな組織だけではなく、少人数のチームの運営に於いても参考になると思います。

 

 

エンジニアとビジネス書編

『実践 行動経済学』

おすすめコメント
ナッジという言葉を使った、経済学に近いもの。
5〜6年前に出版されたものなので、古いかなと思ったですが、男性トイレだと馴染みのあるハエのマークだけで、掃除するときのコストが削減されたり、ある問題に対して直接的に手を加えようとする解決方法よりも、あえて問題があることを指摘しない方法で、より効果のあるアプローチがあることを面白い事例をあげながら説明してくれています。

ナッジの意味としては「(注意を引くためひじで)そっと突く、そっと突く、(ひじで)そっと(横に)押して動かす」ようなものらしいですが、この本では「他人の選択をよい方向に導くスムーズな介入」という意味で使っているんだそうです。開発となんの関係もないかもしれませんが、世の中にはいろいろな問題が起きていてそれを解決する一番よい方法は自発的に行動を起こせるようなものなのかもしれません。

最近の話だと、遅刻の問題を解決する一番効果があったのが、ココネでは9:30までにしか提供しない朝ごはんの提供のアプローチだったことを見ると嘘ではない話に見えるのかと思いました。

 

『ファクトフルネス』

おすすめコメント
開発書籍ではありませんが、データを見て物事をどう判断すべきか、世の中の問題をどう正しく理解すべきか。世の中の問題に対して誤解が蔓延しているようなことがどれほど多いものかも分かる機会にもなりました。
印象的なところとして「データは大事ではあるけれど、それだけ信じることではなく、現場をよく観察して現場ならではの変化に気づくことの大事さ」なのかなと思います。
お時間あると時に是非読んでみてください。

 

『最強のシンプル思考』

おすすめコメント
そこまで内容は深くありません。Apple社のスティーブ・ジョブズが追求していたところで、シンプルに考えることについては、より事例として上がっていると思います。
組織の考え方、物事を考えるときの考え方、物の売るときの考え方。すべてシンプルに考えたときに得られることがあるという内容です。

社命を考えることの大事さなどが紹介されていますが、ココネだと一番近いのは「感性を形に、感性を身近に」だと思います。シンプルに考えられる、各会社が目指すところがシンプルな言葉で表現できているかが非常に大事だと思いました。

 

エンジニアと読み物編

『ハッカーと画家』

おすすめコメント
2004年にアメリカで出版された本です。読んだ人もいるかも知れません。
最近もう一度読んでみて感じたのが、本に出会った当時30歳だった私が理解した本の内容よりも40代になった今読んでみて、その内容がより価値のある本だったことに気づきました。おすすめします。

 

エンジニアとしてのモノづくりがなぜ建築より美術に近いかなど、エンジニアの原点をもう一度考えられるかと思います。著者はLisp言語への愛情が強い&アメリカに偏った考え方も一部持っていますがその部分は理解しながら本を読んでみる必要があります。我々エンジニアの仕事の楽しさはどこにあるのかが、本を読んでいる間は改めて感じられる良い時間になるかもしれません。

 

『ピクサー流 創造するちから』

おすすめコメント
ピクサーを創立し育てた人の本です。
CGアニメーションの黄金期を主導した天才達のエピソードを読むことで、その情熱とエネルギーが僕にも伝わって凄く心が満たされました。お勧めします。

 

『三体』

おすすめコメント
三体って本がとてもお勧めです。
兵隊でビット演算回路作って、コンピューターを実現するシーンとかは、ちょっとプログラミングに関係あるかな?

 

『人類、宇宙に住む』

おすすめコメント
軽く読める人類と宇宙の話。人類の進化と未来の宇宙探査に至るところまでの話を最新の研究のトレンドを含めて述べている本でした。エンジニアは面白く感じるかもしれません。

 

以上13冊が2019年の1年間にココネのエンジニアから「これおすすめ!」という声が上がった書籍でした。

家にいる時間が長いと気が滅入るかもしれませんが、上記にあげた本や普段時間がなくて見られなかった積読本などなど、本をたくさん読んで乗り切りたいですね。