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~第2回 Cocone Engineering #Korea AI ハッカソン~

「Beyond Copilot」で見えた、AIと共に働く開発文化のリアル 韓国拠点で第2回「AI Hackathon」を開催しました!

こんにちは、AI EvangelistのCです。

Cocone Engineering(以下、CE)では、エンジニアの技術力向上と新しい価値創造を目的として、定期的にハッカソンを開催しています。 今回は、2026年2月24日〜26日にかけて韓国拠点(ソウル・釜山)のエンジニアを対象に開催された第2回「AI Hackathon」の様子をレポートします!

📌 TL;DR(この記事の要約)

  • 韓国拠点で「実用性×技術的挑戦」をテーマに第2回AIハッカソンを開催
  • 今回のキーワードは「Beyond Copilot ─ AIエージェントと共に働く開発文化」
  • 日常の不便をChrome拡張で解決し、AI検証まで徹底したチームが優勝
  • AIで物理サーバーの技術的壁を突破した挑戦や、クリップボード自動翻訳ツールも受賞
  • 8チームが参加し、リアルタイム通訳アプリからマイクロ言語学習まで多彩なプロジェクトが登場

イベント概要

第1回ハッカソンのフィードバックを活かし、今回は開発期間を拡大。事前準備期間を含む3日間構成で、より完成度の高い成果物を目指しました。 テーマは「Beyond Copilot: AIエージェントと共に働く開発文化」。単なるAIツールの補助的利用を超え、AIエージェントに複雑なタスクを委任し、開発プロセスそのものを変える取り組みが求められました。


  • 開催期間: 2026年2月24日(月)開会式 〜 2月26日(水)授賞式
  • 本行事: 2026年2月25日(火)09:30〜19:00
  • 形式: オンライン (Google Meet) + オフライン(ソウル・釜山拠点)
  • 参加者: 韓国拠点エンジニア 8チーム(CEK ソウル、CEK 釜山、Cocone One AI室)
  • 審査観点:
    • AI活用度(AIツール活用の効果性)
    • 実用性(業務への適用可能性)
    • 技術性(完成度、品質)
    • 創造性(アイデアの独創性)

注目トレンド:「Beyond Copilot」の実践

今回のハッカソンで特に印象的だったのは、参加した社員がAIを単なるコード補完ツールではなく、「問題解決のパートナー」として活用していた点です。

  1. 日常の不便からプロダクトへ: 自分自身が感じた小さな課題をAIと共に解決し、実際に配布可能なレベルまで完成させるアプローチ。
  2. AIで技術的障壁を突破: これまで実装が困難だった領域に、AIの力を借りて挑戦し、知識の拡張へとつなげるアプローチ。
  3. 業務ワークフローへの即時統合: 翻訳・要約・タスク管理など、日常業務の摩擦をAIで滑らかに解消するアプローチ。


ここからは、見事受賞に輝いた3つのチームのプロダクトをご紹介します。

多くのチームが、Copilotの「補助」にとどまらず、AIエージェントと協働して開発のあり方そのものを再定義しようとしていました。

🏆 受賞作品紹介

🥉 P2 Global チーム:『AI クリップボードマネージャー』

〜ショートカットひとつで、翻訳・要約・解説を自動化〜

コピーしたテキストをショートカットキーひとつでAIが自動翻訳・要約・解説し、結果を再びクリップボードへ入力するワークフローを構築しました。

  • 課題: 日常業務で発生する翻訳や要約の手間を、できるだけシームレスに解消したい。
  • 解決策: クリップボードの内容をAIが自動検知し、ワンアクションで処理結果を返すシンプルなUXを設計。
  • 審査コメント: 「自動検知ベースの簡潔なUXで実使用性が高い」と評価。一方で「類似製品が既に存在する」点が惜しいポイントとして挙げられましたが、日常業務の小さな摩擦をAIで即座に解消できる実用性が光るプロジェクトでした。

🥈 AI チーム:『落ちるリンゴ(3Dマルチ物理サーバー)』

〜AIで長年の技術的課題を突破、知識の拡張へ〜

サーバーとクライアントが共通の物理ロジックを共有する構造で、サーバー権限方式の物理エンジンを実装。チート防止はもちろん、PvP・建造物の崩壊など高次元の3Dインタラクションコンテンツをプロジェクト全体へ拡張可能にする試みを見せました。

  • 技術的挑戦: Tick/RTT/Lag Compensationなどの高難度技術を実装。
  • 課題: 以前から実装が困難だった物理サーバーの構築。
  • 解決策: AIを活用して実装の障壁を突破し、単なるコード生成にとどまらず自身の知識の幅を広げる取り組みへとつなげました。
  • 審査コメント: 「AIを活用して長年の技術的難題であった物理サーバー実装の壁を突破した」「単なるコード生成に終わらず、自身の知識を深めることにつながり、実務応用の土台を築いた」点が高く評価されました。AIを「答えをくれる道具」ではなく「問題解決を加速するパートナー」として活用した代表事例です。

🥇 NOVA チーム:『Google Slides Tool(Chrome拡張)』

〜日常の不便から生まれた、マーケット配布可能レベルの実用ツール〜

Google Slides内でリンクの移動履歴を追跡し、リンク閲覧時に「戻る」機能を提供するとともに、操作ミスによるページ離脱を防ぐChrome拡張機能を開発しました。

  • 課題: Google Slidesでリンクをクリックすると元のページに戻れず、プレゼンテーション中に不便を感じていた。
  • 解決策: リンク移動履歴を管理し、ワンクリックで前のスライドに戻れるChrome拡張を開発。
  • 審査コメント: 「日常の不便さから出発したアイデアを高い完成度で具現化した」「AIの判断を盲信せず自ら検証を重ね、マーケットに配布できるレベルの実用的な成果物を生み出した」点が最も印象的と評価されました。小さな不便から出発しながらも、完成度と検証プロセスを含めて「プロダクト化できる成果」として最も強いインパクトを残しました。

ほかにもユニークなアイデアが続々!

受賞チーム以外にも、多様な課題解決のアプローチが見られました。

  • AIME: AR技術を活用した多言語入力ツール。オンデバイスベースの構造と拡張アイデアが優れていると評価。
  • Task Tracking Bot: 企画から実装まで全工程でAIを活用したタスク自動化ボット。実際の業務適用可能性の高さが印象的。
  • 一行: Slackを活用した社内マイクロ言語学習プラットフォーム。文化拡散の目的に適したアイデアで、現在もSlackチャンネルで運営中。
  • Blue Lock: Android端末とMacBookのBluetooth接続を利用した自動ロックアプリ。BLE信号処理やMACアドレス変更対応など、ハードウェア×セキュリティの観点から斬新な試み。
  • Coreal: STT+翻訳+要約のパイプラインを構成したリアルタイム通訳アプリ。OSレベルのインターセプト実装など技術的な深さが光りました。

まとめと今後の展望

今回の第2回「AI Hackathon」は、単なるイベントとして終わるのではなく、AIと共に働く開発文化がCE全体に定着のきっかけとなるよう設計されました。

第1回のテーマ「Vibe CodingとAIエージェントへのタスク委任」から一歩進み、今回は「Beyond Copilot」をキーワードに、AIを補助ツールとしてではなく開発パートナーとして活用する姿勢が多くのチームに見られました。

参加した社員が自ら課題を定義し、AIによって実験のスピードを上げ、成果物を共有したプロセスそのものが、組織の学習資産として蓄積されています。


Cocone Engineeringでは、今後も国境や拠点を越えた技術交流を活発に行い、楽しみながらサービスと開発環境を進化させ続けていきます。

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